3 . それは誰の課題なの?
☆私のすべての不安は、私が全て解決しなければいけない課題ではない
課題の仕分け作業をしていきます
*親の課題:
①どのような介護を受けたいかは親が決めること
認知機能の低下があれば支援が必要かもしれないが自己決定能力がある間に親自身が考える必要がある
ACPを含め親が明文化しておく事は親の課題
②将来の生活費に対する課題は、親が私の兄弟とオープンに話し合う必要のある問題である
私の考える課題ではない
➡️自分たちにどれだけの資産が残されているのか
生活費はどれだけかかるのか
どれくらい、今残っている資産で生活ができるのか
ライフプラン表などを活用してオープンに具体的に可視化する必要がある
➡️そこから先、どのようにすれば生きていけるかを考えるのは本人の課題
支援が必要であれば、誰に支援を求めるかも合わせて考える必要がある
親が生きている間にしておくことが良い
③彼が苦しんでいるときにプライドが邪魔をして必要な支援につなぐことができなかったのは親であり、私ではない
➡️そもそも当時は適切な支援の場がなかった
・社会の理解もなかった
・親の育て方の問題と捉えられていた
➡️親にも課題があった
・父親にはギャンブル依存があり消費者金融から多額の借金をしていた
・母親は社会交流が苦手で働いて稼ぐ事は出来なかった
・父親が作った消費者金融からの借金の取り立てに怯えたいた母の唯一の支えが宗教だった
・子供が良い子であることが母親の唯一の自慢であり、プライドであった
*本人の課題:
①自分の健康を管理する責任は本人にある
②実家がゴミ屋敷になるのではないかという不安は本人の課題 私の課題ではない
➡️なぜゴミが溜まるのか原因を分析
・ゴミの分別の仕方がわからないのか
・性格が細かすぎて細部にわたってゴミの分別をしなければならないと気が済まずゴミの分別が出来ないのか(0か100か思考)
・ゴミを出しに行くことができないのか
・本人にとってどこが課題となってゴミが溜まるのか細かく分析しそこに対する解決方法を探ることが必要
*社会の課題
①私の兄弟が不審者扱いされるかどうかは社会の理解にかかっている
生きづらさを抱えた人ちを、社会が、地域が、どのように受け入れていくのか、どのように意識を変えていくのかは、社会の課題
②近所付き合いをどこまでしなければいけないのかは、地域社会が時代に合わせて考えていくこと
個人が苦しいなら付き合いを強制する必要はない
③支援者のスキルアップと言う課題
*きょうだいとしての「私」の課題
①過去に彼を傷つけたかもしれないが、無知よるものであり、過去の私に完全な対応ができなかったことを理解し、過去の自分を許す
②家族として私が彼と今後どのように、どの程度関わっていくのか心づもりを考える
➡️それを決めるのは私である
・血縁だからしなければいけないと言う考え方からは自分を解放した上で、同じ生きづらさや苦労を経験したきょうだいとして、私が、心から、自発的に、どこまで彼の人生に関わっていきたいと思っているかを心づもりとして決めておく
・私はいつでも彼の味方である言う気持ちは変わらない
私の心づもりについては今後ゆっくり考えていこうと考えています